X60sとDebian
先日部屋の片づけをしていたところ、ずいぶん長い間放置されていた X60s を発掘した。
メモリは 2.5 GB。ディスクはリカバリ用の工場出荷イメージ領域を除いて 33 GB。
実験用サーバとしてはまだ使えそうだ。
ということで、Debian を入れて実験用サーバにすることにした。
OSイメージの取得
今回は http://www.debian.org/CD/ から DVD の ISO イメージの1枚目のみを torrent でダウンロード。
ThinkPad X60s は Core 2 Duo ではなく Core Duo なので、amd64 ではなく i386 を選択。
Overview - ThinkPad X60s
チェックサムの確認
今回ダウンロードを行った環境は sygwin が入っていない Windows XP だったので、Windows のチェックサム確認ツール fciv を利用してチェック。
(手元のWindows環境にfcivが無い場合はここから落とせます)
C:\tmp>fciv debian-6.0.6-i386-DVD-1.iso -sha1 // // File Checksum Integrity Verifier version 2.05. // 373269dbe08e6ad8650d0156251629ada5fee4eb debian-6.0.6-i386-dvd-1.iso
DVD作成
今回は CDBurnerXP を使用。
焼ければ何でもOK。
商用ファームウェアのダウンロード
Intel Wireless 3945 用のファームウェアが必要になるので、http://packages.debian.org/squeeze/firmware-iwlwifi から firmware-iwlwifi_0.28+squeeze1_all.deb をダウンロードし、展開*1し、以下のファイルを USB メモリに入れておく。
iwlwifi-3945-1.ucode iwlwifi-3945-2.ucode
DVDからのBoot
X60s にファームウェアの入った USB メモリを接続し、USB-DVD ドライブを接続し、USB-DVD ドライブに最初のディスクを入れて起動。
起動直後に F12 キーを押し、Boot Menu から USB CD を選択。*2
インストール
- DVD からブートしたら Install を選択。
- iwlwifi-3945-1.ucode と iwlwifi-3945-2.ucode については 6.4. Loading Missing Firmware にも書かれている通り USB 等からロードできる旨が表示されるのだが、どうもうまく読み込んでくれないようなので、ALT+F2 でコマンドラインに移り、以下のように手動でコピーを行ない、USB メモリを抜き、ALT+F1 でインストーラに戻る。
mount -t vfat /dev/sdb1 /mnt mkdir /lib/firmware cp /mnt/iwlwifi-3945-* /lib/firmware/ umount /mnt
リブート後
- ping でインターネットに出られることを確認。*4